宮沢賢治と蛇紋岩

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今日の新聞のコラムに、蛇紋岩と地震の事が書き記されてあった。
ユーラシアンプレートとフィリピンプレートの重なる場所が沖縄であ
るそうだが、その深層部にあるのが柔らかい蛇紋岩で、この蛇紋岩
が衝撃を吸収し、だから沖縄には地震がこないのだ…という事らしい。

ところで蛇紋岩といえば有名なのが、遠野の北に聳える早池峯山。
この早池峰という山は、蛇紋岩が隆起してできた山で、かなり珍しい
らしい。蛇紋岩とは、蛇の模様がある為に蛇紋岩と称されるが、つま
り早池峰山とは蛇の山という事になるのか?

ところで、たまぁ~に岩手というか東北には大きな地震が来るが、去
年も震源地が岩手県内の地震が2回きている。しかし過去の歴史を
遡ってみても、早池峰周辺に震源地が来た事は無いし、震度が大き
くても、被害が殆ど無いのが現状だ。つまりこれは、蛇紋岩で出来て
いる早池峯山に守られていると思っても良いのだろうか?

蛇紋岩で思い出すのが、宮沢賢治だ。蛇紋岩に狂った宮沢賢治は、
蛇紋岩のコレクターでもあった。宮沢賢治の詩などを読むと、ところ
どころに”蛇紋岩”という言葉が散りばられている。まだ人 間が住ま
ない太古の時代、蛇紋岩が隆起して巨大な塊となり、現在の1917
メートルという高さを誇る早池峯山になったという事に、とても神秘を
感じていたのが宮沢賢治であった。だから宮沢賢治の心の中にも、
早池峰という御山は意味を持って作られた山であって、その早池峰
という御山に人々は見守られているという意識があったと云われてい
る。そしてそれは受け継がれ、現代に生きる自分にとっても、早池峰
山というものはやはり、自分達を見守ってくれる存在に感じている。

今回の新聞のコラムの蛇紋岩と地震の関係を読むと、それが科学的
にも証明された事になるのだろう。
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by stavgogin | 2009-11-21 10:29 | よもつ文
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