送り狼というと、何やら悪いイメージが付きまとう。一般的には、女性を送りつつ襲うというイメージだ。しかし送り狼を調べると違うパターンの送り狼というのがいるらしい。 とにかく一番悪い送り狼と呼ばれるのは、いきなり襲う奴!ここには理性も何も無い、ケダモノ中のケダモノである。人間社会で言えば強姦魔がそれだろう。 次は、一般的な送り狼。こいつは、隙を見つけたら襲うタイプだ。人間様の後ろをヒタヒタとついて行き、人間様が転ぶとかなどのトラブルに乗じて襲うタイプ。しかし隙を見せなければ襲わない のだという。つまり、これから夏、余りにも肌を露出した衣服をまとう女性と共に、こういう送り狼タイプが増えてくるのかもしれない(^^; ただし善良な送り狼というのも存在し、人間様が災難に遭わないよう、安全な場所まで送り届けてくれるタイプだ。いわゆる正義のヒーロータイプのパターンだ。 しかしあくまで人間社会では”送り狼”という言葉は言葉遊びとして使用されている程度で、実際に送り狼とは迷信だと思っている節がある。 ところがだ、西洋の動物学者の調査によれば、狼とはテリトリーを意識する獣で、自分の狩猟区域に侵入した存在を、区域外に出るまで徹底的に後を付け回すという。「シートン動物記」で有名 なシートンの作品にも、人が歩けば付け回し、人が立ち止まれば狼たちも立ち止まるという習性をリアルに紹介している。つまり侵入者に対する警戒心もそうたが、その侵入者に対する好奇心が 強いというのも”送り狼”たる所以らしい。 ”送り狼”の真実がそうであれば…その”送り狼”に遭遇した事が自分はある。大抵”送り狼”が生息する場所は、ちょっと高級ぽい洋服屋さんか、宝石屋さんだ!!! 過去の記憶を辿れば…そういう高級な洋服屋とか宝石屋に縁が無い自分が、そのテリトリーに侵入すると、どこからともなく作り笑いを浮かべた店員が寄って来て、人の品定めをしながら…。 「何かお探しでしようか?」 と、必ず言う。邪魔だと思っても、あちらも不審者と相対しているかのように、付かず離れず一定の距離を置きながら監視されているかのよう。そうして縄張り侵犯した自分は、店員のプレッシャーに押し負けて、その店員のテリトリーから押し出されるように店の玄関の外まで”送り出されて”しまう。今過去を振り返れば、これこそまさに現代における”送り狼”のような気がする!(^^;
by stavgogin
| 2010-07-05 11:34
| よもつ文
|
カテゴリ
以前の記事
2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 03月 2011年 02月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||